【開催報告】FOCUSスパコン利用講習会(基本コース・応用コース)(2015/8/25)

2015年8月31日 | Last modified: 2019年6月28日

本年度第10回目となるFOCUS利用講習会(基本コース・応用コース)を8月25日(火)13時から16時半の間で計算科学センタービル2階実習室にて開催いたしました。

 今回は6の方が参加されました。

 基本コースでは、まずFOCUSスパコンのシステム概要について解説し、その後受講者各自の端末からインターネットを経由しFOCUSスパコンに接続、ログインしました。

 ログイン後は実際にFOCUSスパコンへジョブを投入していただき、環境変数の設定、ソースのコンパイル、ジョブ投入キューの選定、バッチスクリプトの読み方・書き方、SLURM(ジョブ管理システム)コマンドを使ったFOCUSスパコンへのジョブの投入、結果の確認、課金状況の確認といった、FOCUSスパコン一連の使い方を実習していただきました。

 また、FOCUSスタッフへの問合せ窓口「OKBiz」の使い方を「公開鍵登録の登録依頼」を例に講師が実演いたしました。

 

応用コースでは、逐次実行ジョブ、ノード内実行ジョブ、ノード間実行ジョブの3パターンのジョブを実行していただき、FOCUSスパコンとクライアント間のデータ転送について解説いたしました。一般的にはscpコマンドやWinSCPにて転送しますが、FOCUSスパコンでは高速転送ソフトSkeedSilverBullet(SSB)が利用可能です。scpとSSBの転送速度の差を体験いただきました。

 

質疑応答の後、希望者はFOCUSスパコンや端末利用室、「京」の展示コーナーを見学していただきました。

 

 今年度、本講習会は毎月2回開催いたします。開催スケジュールはイベントカレンダーをご確認ください。

 

 

(基本コース プログラム)

  1.FOCUSスパコンシステム構成

  2.FOCUSスパコンへのログイン

  3.FOCUSスパコンでのジョブ実行

  4. 利用お問合せシステムOK-Bizの紹介 

 

(応用コース プログラム)

  1.ジョブ実行までの流れ

  2.ディスク性能の測定

  3.インターネット高速転送システム

  4.予約システムの利用方法

  5.FOCUSスパコンシステム利用のための各種マニュアルの紹介

 

 

講習会風景

FOCUSスパコンについて詳しく説明していきます。

FOCUSスパコンのシステムについて説明していきます。

Tera Termからのログイン方法の説明をしました。

アンケートおよび回答

平成27年度 第10回「FOCUSスパコン利用講習会(基本コース・応用コース)」アンケート集計

設問1 受講のきっかけについて

メール案内

1

ホームページ

4

職員から直接

その他

1

設問2 講師の声の大きさ・テンポについて

ちょうどいい

6

聞き取りにくかった(声が小さい等)

設問3 下記プログラムの項目について、内容(長さ)はいかがでしたか?

(基本コース)

不十分

十分

過多

FOCUSスパコンシステム構成

6

システムへのログイン(実習)

6

ジョブ実行(実習)

1

5

利用お問合せシステム(OKBizの紹介)

6

(応用コース)

不十分

十分

過多

ジョブ実行までの流れ(実習)

6

ディスク性能の測定(実習)

1

4

インターネット高速転送システム

5

予約システムの利用方法

5

FOCUSスパコン利用のための各種マニュアルの紹介

5

設問4 今後、講習会で取り上げて欲しいテーマがあればお書き下さい。

(簡単なソフトでの一連の操作  ・ ソフトウェアのインストール            )

設問5 今後、利用を希望するアプリケーションソフトがあればお書きください。

(・LS-Dyna  ・ElmerFEM                             )

設問6 今回の受講を踏まえて、今後FOCUSスパコンを

直ぐに使えそう

3

まだ理解が不十分

3

設問7 本講習会やFOCUSスパコンについて、その他、要望やコメントをお願いいたします。

・使用しているLinuxOSが使用できるようになれば利用できる。

・どういった計算規模での運用がFOCUSに適しているか、どういう運用が弊社業務にもとめられるか手探りな状況ですので、その辺りのイメージ不足を補う意味で今回受講は有用でした。