本年度第9回目となるFOCUS利用講習会(基本コース・応用コース)を8月11日(火)13時から16時半の間で計算科学センタービル2階実習室にて開催いたしました。
今回は2名の方が参加されました。
基本コースでは、まずFOCUSスパコンのシステム概要について解説し、その後受講者各自の端末からインターネットを経由しFOCUSスパコンに接続、ログインしました。
ログイン後は実際にFOCUSスパコンへジョブを投入していただき、環境変数の設定、ソースのコンパイル、ジョブ投入キューの選定、バッチスクリプトの読み方・書き方、SLURM(ジョブ管理システム)コマンドを使ったFOCUSスパコンへのジョブの投入、結果の確認、課金状況の確認といった、FOCUSスパコン一連の使い方を実習していただきました。
また、FOCUSスタッフへの問合せ窓口「OKBiz」の使い方を「公開鍵登録の登録依頼」を例に講師が実演いたしました。
応用コースでは、逐次実行ジョブ、ノード内実行ジョブ、ノード間実行ジョブの3パターンのジョブを実行していただき、FOCUSスパコンとクライアント間のデータ転送について解説いたしました。一般的にはscpコマンドやWinSCPにて転送しますが、FOCUSスパコンでは高速転送ソフトSkeedSilverBullet(SSB)が利用可能です。scpとSSBの転送速度の差を体験いただきました。
質疑応答の後、希望者はFOCUSスパコンや端末利用室、「京」の展示コーナーを見学していただきました。
今年度、本講習会は毎月2回開催いたします。開催スケジュールはイベントカレンダーをご確認ください。
(基本コース プログラム)
1.FOCUSスパコンシステム構成
2.FOCUSスパコンへのログイン
3.FOCUSスパコンでのジョブ実行
4. 利用お問合せシステムOK-Bizの紹介
(応用コース プログラム)
1.ジョブ実行までの流れ
2.ディスク性能の測定
3.インターネット高速転送システム
4.予約システムの利用方法
5.FOCUSスパコンシステム利用のための各種マニュアルの紹介
講習会風景
FOCUSスパコンについて詳しく説明していきます。
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お問い合わせシステムOKBizのご利用方法を説明いたしました。
実習では、実際にジョブを投入していきます。
受講者の質問には丁寧に対応致します。
アンケートおよび回答