【開催報告】FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用法 基本講習会(4/23)

2015年4月30日 | Last modified: 2018年8月21日

長嶋コーディネーターが講師を務めました。

「FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用法 基本講習会」を平成27年4月23日(木)13時から15時まで計算科学センタービル2階実習室で開催し、講師は今年度より弊財団に着任した長嶋チーフコーディネータが務めました。

前半はFOCUSスパコンのスペック、料金体系をふまえての効率的なGaussian 09の利用法を紹介し、実行環境の選択、システムの選択、コア数の指定、メモリの指定などのハードウェアの解説から、収束方法の設定や振動数計算ノウハウ等ソフトウェアの解説に至るまで多岐にわたりました。

後半ではハンズオンの時間を設け、受講者にはFOCUSスパコン上のGaussian 09を使ってテストジョブを実行していただきました。逐次ジョブ、ノード内ジョブ、ノード間ジョブ(Linda並列)のバッチ処理実行による各々の計算時間の違いを確認いただくことで、FOCUSスパコンでの有効な利用法を体験いただきました。

質疑応答では技術的な事柄だけでなく、サイエンティフィックなやりとりもあり、活発な情報交換がなされました。

 

本講習会は毎月開催いたします。開催スケジュールはイベントカレンダーよりご確認ください。

また、今回は基礎講習会でしたが、より高度な技術を学びたいという方や基礎講習会受講者は

7月より開催する応用講習会への参加をご検討ください。参加申請方法は「FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用法 応用講習会」をご確認ください。

 

本講習会は参加者の声を反映し ながら内容の改善を行って行き ます。

本講習会へのご要望、ご意見は request@j-focus.or.jp までお寄せください。

 

講習会サンプル

 

プログラム

0. SLURMを利用したGaussian 09 の実行方法

 

1. ノード内並列の効率的実行方法

  1-1  並列数(%Nprocshared=)とメモリ指定(%mem=)

  1-2 CacheSizeオプション

  1-3 構造最適化からの振動数計算の手続き

2. SCF が収束しない場合の対処法

3. 構造最適化が収束しない場合の対処法

4. 質疑応答

 

過去の開催報告

【開催報告】FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用講習会(2012/4/24)

【開催報告】FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用講習会(2012/5/22)

【開催報告】FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用講習会(2012/6/26)

 

 

 

 

講習会風景

 

GAUSS_SCRDIRの指定は重要です。

FOCUSスパコン各システムのスペックを比較

SLURMコマンドを使って課金情報を確認出来ます。

FOCUSスパコンでのGaussian09環境設定について

SCFが収束しない場合の対処法について

後半は実習を行いました。

「FOCUSスパコンでのGaussian 09 利用法 基本講習会」
アンケートおよび回答

平成27年度 第1回「FOCUSスパコンでのGaussian 09利用法 基本講習会」アンケート集計

 

Q1)受講のきっかけについて 

A.ホームページ

 

Q2)講師の声の大きさ・テンポについて

A.ちょうどよい

 

Q3)下記のプログラムの項目について、内容(長さ)はいかがでしたか

-Q1.FOCUSすぱこんでのGaussian 09の環境設定と実行 

A.十分

 

-Q2.Lindaを用いたノード間並列の効率的実行方法

A.十分

 

-Q3.SCFが収束しない場合の対処法

A.十分

 

-Q4.構造最適化が収束しない場合の対処法

A.十分

 

Q4)Gaussian利用実績について

A.利用したことがある(自社マシン)

 

Q5)FOUCSスパコン利用実績について

A.FOCUSスパコンユーザーでない(今後の利用予定 有)

 

Q6)今回の受講を終えて、Gaussian 09について

A.十分理解できた

 

Q7)要望・コメント

A.とてもわかりやすかったです。