6回目となる "「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会" を平成24年9月14日(金)13時から16時まで計算科学センタービル2階実習室にて行いました。
今回の講習会には3名の参加をいただきました。講習会は弊財団高並列計算支援員が講師、「京」のソフトウェアチューニングを行っている富士通の技術者が副講師を務めました。
講習会では、HPCIで利用できるスパコンの概要、プロセス並列のみのフラットモデルとプロセス並列とスレッド並列のハイブリッドモデル、大規模並列環境である京コンピュータにおけるハイブリッドモデルの重要性とチューニングのノウハウなどについて解説を行いました。講義の合間にも質疑応答がなされ、富士通技術者の経験を踏まえたチューニングのコツが披露されました。講義内容は4月より行っているものと同じですので、これまでの講習会開催報告もご覧ください。
講義の間の休憩時間を使って、神戸大学に導入されたFX10見学、京コンピュータ見学コーナー、FOCUSスパコンの見学を行いました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。 ”「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会”は今後も月1回行っていきます。都合がつかなかった皆様はイベントカレンダーを参照いただき、是非次回の講習会にご参加ください。
また、本講習会の中級編を10月より開催予定です。中級編では実習交えた講習会を予定しています。日程、プログラムが決まりましたらホームページにて告知します。
講習会についての皆様のご要望を request@j-focus.or.jp までお寄せください。
講習会の様子
「FX10のハードウェア構成」についての解説
CPU、ノード、システムボード、ラック、最大システム構成 についてFX10と京コンピュータを比較しながら解説
「VISIMPACT」についての解説
複数のコアを高速なひとつのCPUとしてみなす仕組みであるVISIMPACTについて解説
「インターコネクト: 3Dトーラス」についての解説
CPU間のデータ通信を最短ルートで、短時間に実施するように設計された6次元メッシュ/トーラスネットワーク (Tofu) について解説
「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会(9月)アンケートおよび回答
プログラム
1) 開始の挨拶
2) HPCIで利用できるスパコンの概要
3) ハイブリッド並列プログラミング
4) プログラム移植
5) 休憩
6) プログラムチューニング前半
7) 休憩
8) プログラムチューニング後半
9) Q&A
設問1 1-9)の項目について、内容(長さ)はいかがでしたか?
不十分 十分 過多
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1) 3
2) 3
3) 3
4) 3
5) 3
6) 1 2
7) 1 2
8) 1 2
9) 3
設問2 1-9)の項目について、もっとも改善して欲しいものについて要望や
コメントをお願いします。
・実習を行うセミナーに参加して、チューニングを実践してみたいと思います。
その場合、MPIとスレッド並列の使い分けについて学びたいと思います。
これまでの講習会開催報告
【8月10日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【7月13日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【6月8日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【5月11日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【4月13日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会