4回目となる「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会を平成24年7月13日(金)14時から17時まで計算科学センタービル2階実習室にて行いました。
今回の講習会には企業から3名、学術機関から2名の参加をいただきました。講習会は弊財団高並列計算支援員が講師、「京」のソフトウェアチューニングを行っている富士通の技術者が副講師を務めました。
講義の合間にも活発な質疑応答がなされました。富士通技術者の経験を踏まえた解説やチューニングのコツが披露されました。
今回は休憩時間を使って神戸大学に導入されたばかりのFX10見学を行いました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。 ”「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会”は今後も月1回行っていきます。都合がつかなかった皆様はイベントカレンダーを参照いただき、是非次回の講習会にご参加ください。
講習会の様子
講習会の様子
HPCIで利用できるスパコンの例(京コンピュータと PRIMEHPC FX10)
FX10の概要
計算ノードとIOノードに分かれており、計算ノードは6Dメッシュ/トーラスインターコネクトで接続されています。
FX10のハードウェア構成
CPU、ノード、システムボード、ラック、最大システム構成の各レベルにおけるFX10の構成について京コンピュータと比較しながらの解説。
ソフトウェア体系
「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会(7月)アンケートおよび回答
設問1:
プログラム1)〜9)の項目について、内容(長さ)はいかがでしたか? 当てはまるものを選んでください。
プログラム :
1)14:00- 14:05 ( 5分) 開始の挨拶
2)14:05- 14:20 (15分) HPCIで利用できるスパコンの概要
3)14:20- 14:35 (15分) ハイブリッド並列プログラミング
4)14:35- 14:45 (10分) プログラム移植
5)14:45- 15:00 (15分) 休憩
6)15:00- 15:45 (45分) プログラムチューニング 前半
7)15:45- 15:55 (10分) 休憩
8)15:55- 16:40 (45分) プログラムチューニング 後半
9)16:40- 17:00 (20分) Q&A
不十分 十分 過多
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1) 5
2) 4 1
3) 5
4) 5
5) 5
6) 1 4
7) 4
8) 1 4
9) 5
設問2:
1-9)の項目について、もっとも改善して欲しいものについて要望やコメントをお願いします。
・チューニング手法で、実際の事例や、性能改善の事例があると、
より理解が深まるように思います。
・6)や8)は、一部ついていけない部分がありましたが、とても参考になりました。
また、他の方のご質問と、先生方のご回答が、勉強になりました。
ありがとうございました。
・自分のレベルupに役立てたいと思います。
全体の構成としては理解できました。
これまでの講習会開催報告
【6月8日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【5月11日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会
【4月13日】「京」を中核とするHPCI活用を見据えたチューニング講習会