【開催報告】FOCUSスパコン利用講習会(基本コース・応用コース)(5/12)

2015年5月13日 | Last modified: 2018年8月21日

本年度第三回目となるFOCUS利用講習会(基本コース・応用コース)を5月12日(火)13時から16時半の間で計算科学センタービル2階実習室にて開催いたしました。

 今回は5名の方が参加されました。

 基本コースでは、まずFOCUSスパコンのシステム概要について解説し、その後受講者各自の端末からインターネットを経由しFOCUSスパコンに接続、ログインしました。

 ログイン後は実際にFOCUSスパコンへジョブを投入していただき、環境変数の設定、ソースのコンパイル、ジョブ投入キューの選定、バッチスクリプトの読み方・書き方、SLURM(ジョブ管理システム)コマンドを使ったFOCUSスパコンへのジョブの投入、結果の確認、課金状況の確認といった、FOCUSスパコン一連の使い方を実習していただきました。

 また、FOCUSスタッフへの問合せ窓口「OKBiz」の使い方を「公開鍵登録の登録依頼」を例に講師が実演いたしました。

 

応用コースでは、逐次実行ジョブ、ノード内実行ジョブ、ノード間実行ジョブの3パターンのジョブを実行していただき、FOCUSスパコンとクライアント間のデータ転送について解説いたしました。一般的にはscpコマンドやWinSCPにて転送しますが、FOCUSスパコンでは高速転送ソフトSkeedSilverBullet(SSB)が利用可能です。scpとSSBの転送速度の差を体験いただきました。

 

質疑応答の後、希望者はFOCUSスパコンや端末利用室、「京」の展示コーナーを見学していただきました。

 

 今年度、本講習会は毎月2回開催いたします。開催スケジュールはイベントカレンダーをご確認ください。

 

 

(基本コース プログラム)

  1.FOCUSスパコンシステム構成

  2.FOCUSスパコンへのログイン

  3.FOCUSスパコンでのジョブ実行

  4. 利用お問合せシステムOK-Bizの紹介 

 

(応用コース プログラム)

  1.ジョブ実行までの流れ

  2.ディスク性能の測定

  3.インターネット高速転送システム

  4.予約システムの利用方法

  5.FOCUSスパコンシステム利用のための各種マニュアルの紹介

 

 

端末、iPadを使っての実習

FOCUSスパコンシステムの構成について説明いたしました。

TeraTermでのログイン

ジョブ実行 実際にジョブを流します。

インターネット高速転送システムの説明  WinSCPとの転送速度比較

スレッド並列を実行しました。

逐一受講者の質問にスタッフがフォローいたします。

「FOCUSスパコン利用講習会」
アンケートおよび回答

平成27年度 第3回「FOCUSスパコン利用講習会(基本コース・応用コース)」アンケート集計

設問1 受講のきっかけについて

1 メール案内 3

2 ホームページ 1

3 職員から直接 0

4 その他(職場のすすめ) 1

設問2 講師の声の大きさ・テンポについて

1 ちょうどいい 4

2 ききとりにくかった(声が小さい等) 1

 

設問3 下記プログラムの項目について、内容(長さ)はいかがでしたか?

(基本コース)

1 FOCUSスパコンシステム構成                    ( 不十分0  十分4  過多1 )

2 システムへのログイン(実習)                     ( 不十分1  十分3  過多1 )

3 ジョブ実行(実習)                    ( 不十分0  十分5  過多0 )

4 利用お問い合わせシステムOK-Bizの紹介   ( 不十分0  十分5  過多0 )

(応用コース)

1 ジョブ実行までの流れ(実習)       ( 不十分1  十分4  過多0 )

2 ディスク性能の測定(実習)        ( 不十分0  十分5  過多0 )

3 インターネット高速転送システム        ( 不十分0  十分5  過多0 )

4 予約システムの利用方法            ( 不十分0  十分5  過多0 )

5 FOCUSスパコン利用のための各種マニュアルの紹介  ( 不十分0  十分5  過多0 )

 

設問4 今後、講習会で取り上げて欲しいテーマがあればお書き下さい。

・並列プログラミング

・OpenFOAMの使い方

・システムの使い分けやジョブ投入のスクリプトの作成を重点的に。

・料金について効率よく使用できる事例を教えてほしい

・基本をマスターしてからお願いしたい

 

 

設問5 今後、利用を希望するアプリケーションソフトがあればお書きください。

Cygwin

・ParaView

ANSYS Fluent 

STAR-CCM+

Discovery Studio

 

設問6 今回の受講を踏まえて、今後FOCUSスパコンを

1 直ぐに使えそう 2

2 まだ理解が不十分 3

 

設問7 本講習会やFOCUSスパコンについて、その他、要望やコメントをお願いいたします。

・使い方に関してまだ理解が出来ていない部分が多いので、フォローをお願いします。

・自社内で必要な準備やアプリケーションなどの説明があればよいと思いました。

・ありがとうございました。活用してみたいと思います。

・次のステップ(分散のさせ方、Howではなくknow howとしての案内をお願いします。