本年度第二回目となるFOCUS利用講習会(基本コース・応用コース)を4月28日(火)13時から16時半の間で計算科学センタービル2階実習室にて開催いたしました。
今回は2名様にご参加いただきました。
基本コースでは、まずFOCUSスパコンのシステム概要について解説し、その後受講者各自の端末からインターネットを経由しFOCUSスパコンに接続、ログインしました。
ログイン後は実際にFOCUSスパコンへジョブを投入していただき、環境変数の設定、ソースのコンパイル、ジョブ投入キューの選定、バッチスクリプトの読み方・書き方、SLURM(ジョブ管理システム)コマンドを使ったFOCUSスパコンへのジョブの投入、結果の確認、課金状況の確認といった、FOCUSスパコン一連の使い方を実習していただきました。
また、FOCUSスタッフへの問合せ窓口「OKBiz」の使い方を「公開鍵登録の登録依頼」を例に講師が実演いたしました。
応用コースでは、逐次実行ジョブ、ノード内実行ジョブ、ノード間実行ジョブの3パターンのジョブを実行していただき、FOCUSスパコンとクライアント間のデータ転送について解説いたしました。一般的にはscpコマンドやWinSCPにて転送しますが、FOCUSスパコンでは高速転送ソフトSkeedSilverBullet(SSB)が利用可能です。scpとSSBの転送速度の差を体験いただきました。
講義の間の休憩時間を使って、京コンピュータ見学コーナー、FOCUSスパコン、端末利用室の見学を行いました。
今年度、本講習会は毎月2回開催いたします。開催スケジュールはイベントカレンダーをご確認ください。
(基本コース プログラム)
1.FOCUSスパコンシステム構成
2.FOCUSスパコンへのログイン
3.FOCUSスパコンでのジョブ実行
4. 利用お問合せシステムOK-Bizの紹介
(応用コース プログラム)
1.ジョブ実行までの流れ
2.ディスク性能の測定
3.インターネット高速転送システム
4.予約システムの利用方法
5.FOCUSスパコンシステム利用のための各種マニュアルの紹介
端末、iPadを使っての実習
インターネットからのログイン方法の説明
実際にログインしてみました
OKBizで「公開鍵登録の登録依頼」を例に講師が実演いたしました。
応用コースでは並列処理を実行してみます。
インターネット高速転送システムの説明 WinSCPとの転送速度比較
予約システムの利用方法を説明しました。
「FOCUSスパコン利用講習会」
アンケートおよび回答
平成27年度 第2回「FOCUSスパコン利用講習会(基本コース・応用コース)」アンケート集計
設問1 受講のきっかけについて
1 メール案内 0
2 ホームページ 1
3 職員から直接 0
4 その他(社員からの要望) 1
1 ちょうどいい 2
2 ききとりにくかった(声が小さい等) 0
設問3 下記プログラムの項目について、内容(長さ)はいかがでしたか?
(基本コース)
1 FOCUSスパコンシステム構成 ( 不十分0 十分2 過多0 )
2 システムへのログイン(実習) ( 不十分0 十分2 過多0 )
3 ジョブ実行(実習) ( 不十分0 十分2 過多0 )
4 利用お問い合わせシステムOK-Bizの紹介 ( 不十分0 十分2 過多0 )
(応用コース)
1 ジョブ実行までの流れ(実習) ( 不十分0 十分2 過多0 )
2 ディスク性能の測定(実習) ( 不十分0 十分2 過多0 )
3 インターネット高速転送システム ( 不十分0 十分2 過多0 )
4 予約システムの利用方法 ( 不十分0 十分2 過多0 )
5 FOCUSスパコン利用のための各種マニュアルの紹介 ( 不十分0 十分2 過多0 )
設問4 今後、講習会で取り上げて欲しいテーマがあればお書き下さい。
・ソフトウェアに対するジョブ等
設問5 今後、利用を希望するアプリケーションソフトがあればお書きください。
・現状で十分満足しています
設問6 今回の受講を踏まえて、今後FOCUSスパコンを
1 直ぐに使えそう 0
2 まだ理解が不十分 2
設問7 本講習会やFOCUSスパコンについて、その他、要望やコメントをお願いいたします。
・非常にわかりやすく勉強になりました。
・流したいジョブがあるので利用を検討したいです。