長嶋コーディネーターが講師を務めました。
平成27年度「FOCUSスパコンでのGAMESS利用講習会」の第1回目が平成27年8月4日(火)13時半から15時半まで、計算科学センタービル2階実習室で開催されました。
講師は今年度より弊財団に着任した長嶋チーフコーディネータが務めました。
前半はFOCUSスパコンのスペック、料金体系をふまえての効率的なGAMESSの利用法を紹介し、実行環境の選択、システムの選択、コア数の指定、メモリの指定などのハードウエアの解説から、収束方法の設定や振動数計算ノウハウ等ソフトウェアの解説に至るまで、多岐にわたりました。
後半ではハンズオンの時間を設け、受講者にはFOCUSスパコン上のGAMESSを使ってテストジョブを実行していただきました。逐次ジョブ、ノード内ジョブ、ノード間ジョブ(Linda並列)のバッチ処理実行による各々の計算時間の違いを確認いただくことで、FOCUSスパコンでの有効な利用法を体験いただきました。
質疑応答では技術的な事柄だけでなく、サイエンティフィックなやりとりもあり、活発な情報交換がなされました。
本講習会の開催スケジュールはイベントカレンダーよりご確認ください。
本講習会は参加者の声を反映しながら、内容の改善を行っていきます。
本講習会へのご要望、ご意見はrequest@j-focus.or.jpまでお寄せください。
プログラム
0. FOCUSスパコンでのGAMESSの環境設定と実行
1・ノード内並列の効率的実行方法 (実習にて実施します)
1-1 FOCUSスパコンでのGAMESSの環境設定と実行
1-2 ジョブ投入サンプルスクリプト
1-3 並列数(rungms: 引数)の指定
1-4 メモリ指定(inpファイル: MWORDS=)の指定
2. SCF が収束しない場合の対処法
3. 構造最適化が収束しない場合の対処法
4. 質疑応答
講習会風景
後半は実習を行いました。
「FOCUSスパコンでのGAMESS利用講習会」
アンケートおよび回答
平成27年度 第1回「FOCUSスパコンでのGAMESS利用講習会」アンケート集計
Q1)受講のきっかけについて
A.ホームページ
Q2)講師の声の大きさ・テンポについて
A.ちょうどよい
Q3)下記のプログラムの項目について、内容(長さ)はいかがでしたか
-Q1.FOCUSすぱこんでのGAMESSの環境設定と実行
A.十分
-Q2.ノード間並列の効率的実行方法
A.十分
-Q3.SCFが収束しない場合の対処法
A.十分
-Q4.構造最適化が収束しない場合の対処法
A.十分
Q4)Gaussian利用実績について
A.ノートPC(Windows版)(Mac)Macmini
Q5)FOUCSスパコン利用実績について
A.FOCUSスパコンユーザーでない(今後の利用予定 無)
Q6)今回の受講を終えて、GAMESSについて
A.十分理解できた
Q7)要望・コメント
A.わたしの研究内容の相談にのっていただけて、大変ありがたいものでした。
提案いただいた他のプログラミングコードの利用も検討したいと思いました。
また、計算の収束に困っていたので、その点もまた、今日の講義で話して頂いた手法を持ち居
改善しようと思います。