ファイル転送のコツ
・適度なファイルサイズに整理
(100MB〜数GB程度に分割またはアーカイブしてまとめて転送)
・複数の転送プロセスを起動(以下「複数転送プロセスの起動」参照)
・暗号化方式の変更
scpオプション “–c arcfour128”や”-c arcfour256”が有効な場合があります。
暗号レベルの低下となる恐れがありますが、イントラ内の転送では有効な手段です。
複数転送プロセスの起動
(winSCPでの同時転送数の設定)
1. 設定>環境設定
2. 環境設定>転送>バックグラウンド
最大同時転送数 を設定(最大9)。
バックグラウンド転送をデフォルトにする と個別のバックグラウンド転送をデフォルトにする
にチェックを入れる。
ベンチマーク(WinSCP利用)
コピー元: フロントエンドサーバ@FOCUSスパコン
コピー先: ワークステーション@端末利用室の外付けHDD(USB3.0接続)
転送ファイル | プロセス数 | 転送速度 |
---|---|---|
100MB~1GB程度のファイルを複数転送 | 9 | 約160MB/s |
1 | 約100MB/s | |
4KB程度の小さなファイルを大量に転送 | 9 | 約1MB/s |
1 | 0.5 MB/s以下 |
※FOCUSスパコンからファイル転送する場合、
端末利用室を使えば、外部からインターネット経由でscp転送するよりも、
約40倍速く転送することが可能です。(下記参考資料)
(参考資料)ベンチマーク大阪—FOCUSスパコン 転送速度
インターネット経由で1GBのファイルをFOCUSスパコンからダウンロード
転送方法 | 転送速度 |
---|---|
scp/ssh接続 | 約4MB/s |
scp/SSL-VPN接続 | 約1.5MB/s |
Skeed Silver Bullet | 約10MB/s |