FOCUSスパコンでの LAMMPS ベンチマークを財団にて実施しました。(2024/08)
目次
【測定条件】
- LAMMPS 2Aug2023
- 利用バイナリ
FOCUSスパコン共用領域:/home1/share/x86_64/el8/LAMMPS/lammps-2Aug2023/src/lmp_oneapi
- フラットMPI
【測定系】
- 640k water(1,920,000atoms)
1000step, wirte/1step
NVTモデル
【測定環境】
- 実施システム
A,B,F,H,Q,R,S(032c,092c,192c),V,W,Z
【結果データ】
【考察】
- 1ノード比較の場合、192並列となるS192cが最速。
単価が高いので避けられがちだが、費用を比較した場合、高速に終了する分、安価に抑えられている。 - FOCUSスパコンでよく利用される1ノード32〜40コアのシステム F,R,S032,Zの比較では、1ノード内ではRシステムが最も性能が高く、性能順にR>S032>Z>F となっている。
- 1ノードを超えるとGigabitEthernet接続のRシステムは Infiniband接続のF,Zシステムより性能が劣る。
この領域では性能順にS032>Z>F>R となっている。 - Hシステムでは8ノード,Rシステムでは4ノードあたりまでは並列効率がでているが、それ以上になると不安定。ノード間が10Gbps接続の影響と考える。
- (参考)FOCUSスパコンの料金体系には並列数に応じて単価を設定する「並列割引」を採用している。
F,H,S032c, S092c システムについてはその影響が大きい。