8.FOCUSスパコン上のデータ削除について

外付けストレージ等にデータ退避後、FOCUSスパコン上にあるデータを削除したい場合はLinuxで使用できる消去コマンドshredを利用することでデータを安全に消去できます。
shred [オプション] 消去対象ファイル
内容を消去したいファイルに乱数やゼロを上書きします。乱数やゼロの上書き後、対象ファイルを削除することもできます。
ディレクトリやファイルシステムを対象に乱数やゼロで埋め尽くすこと、それに続いてデータ消去することが可能です。

[実行例]

$ cp orginal.txt shreded.txt
$ shred -v shreded.txt
shred: shreded.txt: 経過1/3 (random)...
shred: shreded.txt: 経過2/3 (random)...
shred: shreded.txt: 経過3/3 (random)...

詳細なオプション

Usage: shred [OPTION]... FILE...
-f, --force           必要な場合はパーミッションを変更して強制的に消去
-n, --iterations=N    N回上書き(デフォルト3回)
--random-source=FILE  乱数バイト列をFILEから得る
-s, --size=N          指定したサイズでファイルを上書き (K, M, Gの単位指定可能)
-u, --remove          ファイルを短縮しながら上書き後、ファイルを削除
-v, --verbose         進捗を表示
-x, --exact           次のディスクブロックまでファイルサイズを切り上げない
                      非通常ファイル(ディレクトリ等)ではデフォルト動作
-z, --zero            ランダムな書き込みを繰り返して最終的にゼロで上書き
--help                この使い方を表示して終了
--version             バージョン情報を表示して終了