7.ファイル転送について

ファイル転送のコツ

・適度なファイルサイズに整理
(100MB〜数GB程度に分割またはアーカイブしてまとめて転送)
・複数の転送プロセスを起動(以下「複数転送プロセスの起動」参照)
・暗号化方式の変更

scpオプション “–c arcfour128”や”-c arcfour256”が有効な場合があります。
暗号レベルの低下となる恐れがありますが、イントラ内の転送では有効な手段です。

 

複数転送プロセスの起動

(winSCPでの同時転送数の設定)
1. 設定>環境設定

 

2. 環境設定>転送>バックグラウンド
最大同時転送数  を設定(最大9)。
バックグラウンド転送をデフォルトにする  と個別のバックグラウンド転送をデフォルトにする 
にチェックを入れる。

ベンチマーク(WinSCP利用)

コピー元: フロントエンドサーバ@FOCUSスパコン
コピー先: ワークステーション@端末利用室の外付けHDD(USB3.0接続)

転送ファイル プロセス数 転送速度
100MB~1GB程度のファイルを複数転送 9 約160MB/s
1 約100MB/s
4KB程度の小さなファイルを大量に転送 9 約1MB/s
1 0.5 MB/s以下

※FOCUSスパコンからファイル転送する場合、
端末利用室を使えば、外部からインターネット経由でscp転送するよりも、
約40倍速く転送することが可能です。(下記参考資料)

(参考資料)ベンチマーク大阪—FOCUSスパコン 転送速度
インターネット経由で1GBのファイルをFOCUSスパコンからダウンロード

転送方法 転送速度
scp/ssh接続 約4MB/s
scp/SSL-VPN接続 約1.5MB/s
Skeed Silver Bullet 約10MB/s